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よどみ点 よどみてんstagnation point

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

よどみ点
よどみてん
stagnation point

流れの中で流体の速度がゼロとなる点をいう。流れの中に物体がある場合,たいていは物体表面の流れが垂直に突当る場所によどみ点が存在し,そこで流線が分岐する。ベルヌーイの定理によれば,重力の影響を無視した場合,流速 q ,流体の圧力 p ,密度ρ (一定) の間には関係式 ρq2/2+pp0 (一定) が成り立つ。よどみ点では q=0 であるから,圧力は総圧 p0 に等しい。よどみ点の圧力 p0 と流れの静圧 p との差をはかって流速 q を求める装置がピトー管である。

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世界大百科事典 第2版の解説

よどみてん【よどみ点 stagnation point】

流れの中で,流れの速度が0になる点。粘性流体中の循環流の中心の孤立点や物体面(物体表面では粘着条件によりいたるところで速度は0である)を除けば,この点で流線が枝分れするので,岐点(あるいは分岐点)と呼ばれることも多い。とくに粘性が無視できる完全流体では,物体面に生ずることが多い。また完全流体の場合,よどみ点での圧力はベルヌーイの定理によって最大となり,この圧力をよどみ圧あるいは総圧と呼ぶ。【橋本 英典】

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