ライヒシュタイン
らいひしゅたいん
Tadeus Reichstein
(1897―1996)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ライヒシュタイン
ライヒシュタイン
Reichstein, Tadeus
ポーランド生まれのスイスの化学者.チューリヒ工科大学のH. Staudinger(シュタウディンガー)のもとで化学を学び,1922年学位を取得.しばらく産業界からの援助のもとで香料研究に従事し,1929年同大学講師に就任してL. Ruzicka(ルジチカ)の助手となった.1938年バーゼル大学薬学研究所所長に就任し,薬化学教授(1938~1950年),有機化学教授(1950~1960年)も務めた.1930年代から製薬企業オルガノン社の支援を得て,副じん皮質ホルモンの研究に着手し,20種類以上のホルモンを単離し,構造を決定した.そのうち,アジソン病治療に有効なデオキシコルチコステロンについては合成にも成功した.この業績で,1950年E.C. Kendall(ケンダル),P.S. Hench(ヘンチ)とともにノーベル生理学・医学賞を受賞.また,1933年にはビタミンCの合成に,S.W.N. Haworth(ハース)とは独立に成功している.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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ライヒシュタイン
Reichstein, Tadeus
[生]1897.7.20. ポーランド,ウウォツワウェク
[没]1996.8.1. スイス,バーゼル
スイスの化学者。チューリヒ大学に学び,チューリヒのスイス連邦工科大学有機化学部教授 (1930) ,バーゼル大学薬理学部部長 (38) ,同大学有機化学部部長 (46) 。ステロイド類,特に副賢皮質ホルモンを研究し,26種類のそれを分離した。これらのホルモンのうち,1936年に分離,発表した「Fa物質」は,アメリカの E.C.ケンドルが分離することに成功した「E化合物」と同じものであることがわかり,のちにコーチゾンと名づけられた。諸種の副腎皮質ホルモンおよびその構造と生物学的作用の発見で,ケンドル,P.S.ヘンチとともに,50年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「ライヒシュタイン」の意味・わかりやすい解説
ライヒシュタイン
ポーランド生れのスイスの有機化学者。バーゼル大学教授。1933年ビタミンCの合成に成功。コーチゾンなど副腎皮質ホルモンの研究によって1950年ノーベル生理医学賞。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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