ラスムッセン(その他表記)Rasmussen, Knud Johan Victor

デジタル大辞泉 「ラスムッセン」の意味・読み・例文・類語

ラスムッセン(Knud Johan Victor Rasmussen)

[1879~1933]グリーンランドの北極探検家・民俗学者。犬ぞりでグリーンランドからベーリング海峡まで横断。またエスキモー起源についても研究し、エスキモー学の父と称された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラスムッセン」の意味・わかりやすい解説

ラスムッセン
Rasmussen, Knud Johan Victor

[生]1879.6.7. グリーンランド,ヤコプスハウン
[没]1933.12.21. ゲントフテ
デンマークの探検家,民族学者。コペンハーゲン大学卒業後,グリーンランドに戻り,2年間最北に住むエスキモーと暮した。 1910年チューレ (→ダンダス ) にエスキモーの貿易センターと探検の拠点を兼ねる基地を設立,エスキモーの生活水準の向上に尽力。 12年,仲間とともに犬ぞりで北東岸を探検し,貴重な地理的発見をした。 21~24年の第5次探検では犬ぞりでアラスカのロバーツ岬まで遠征,移住ルートや文化などエスキモーの研究を深めた。なおエスキモー語を自由に駆使し,神話や歌を翻訳した。主著"Grønland,Langs Polhavet" (1919) ,"Across Arctic America" (27) 。

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百科事典マイペディア 「ラスムッセン」の意味・わかりやすい解説

ラスムッセン

デンマークの北極探検家,民俗学者。グリーンランドに生まれ,母はエスキモー系。1902年以後30年にわたってグリーンランド各地,北極圏を探検。特にエスキモーを調査研究し,エスキモーは北米インディアンと同種であり,元来はアジアから移ったとの仮説を立てた。
→関連項目チューレ

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