20世紀西洋人名事典 「ラファエルアルベルティ」の解説
ラファエル アルベルティ
Rafael Alberti
1902.12.16 -
スペインの詩人,劇作家。
カディス生まれ。
初めは画家を志したが、処女詩「陸の船人」(1924年)で国民文学賞を受賞した。故郷アンダルシア地方の伝統的な民衆の歌とヨーロッパの最も前衛的な詩法とを結びつけた作風で、シュルレアリスムに傾斜した代表作「天使たち」(’27年〜’28年)がある。’31年に共産党に入党し、’36年の内乱では人民戦線の闘士として活躍した。劇作家としては、「住まわぬ人」(’31年)、「プラド美術館の戦いの夜」(’56年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報