ラ・リュー(読み)らりゅー(英語表記)Maxence Larrieu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラ・リュー」の意味・わかりやすい解説

ラ・リュー
La Rue, Pierre(Pierchon) de

[生]1460頃.トゥルネー
[没]1518.11.20. クールトレー
フランドルの作曲家。 1492年からブリュッセルで活躍。ブルゴーニュ公フィリップに,次いでその妹マルガレーテに仕えた。 1516年よりクールトレーに住み,聖職について晩年を過した。 J.オケヘムの流れを継ぐフランドル楽派第3期のポリフォニー大家で,ミサ曲レクイエムモテトマドリガルシャンソンなど多数の作品を残した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラ・リュー」の意味・わかりやすい解説

ラリュー
らりゅー
Maxence Larrieu
(1935― )

フランスのフルート奏者。生地マルセイユの音楽院、ついでパリ音楽院に学び、1953年ミュンヘン国際音楽コンクール、54年ジュネーブ国際音楽コンクールで入賞、独奏活動に入る。62年にはラリュー四重奏団を結成して室内楽にも意欲を示し、70年代に入ってからはJ・P・ランパルにかわってパリ・バロック・アンサンブルのメンバーとなる。清潔な響きをもとにした端正な演奏ぶりで知られる。64年(昭和39)初来日。

[岩井宏之]

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