ラーン(その他表記)Larne

精選版 日本国語大辞典 「ラーン」の意味・読み・例文・類語

ラーン

  1. ( Laon ) フランス、パリ北東方一三四キロメートルにある小都市。エーヌ県の県都。ノートルダム大聖堂などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーン」の意味・わかりやすい解説

ラーン
Larne

イギリス北アイルランド北東部,ベルファスト北部のアイリッシュ海を臨む都市,および地区(district council area)。地区の行政府所在地。アイルランド語では Latharna。旧アントリム県に属する。1900年以降,保養地として発展。1914年,アイルランド独立運動に反対するアルスター地方の統一派が,大量のドイツ製小銃をラーン港に降ろしたことで知られる。今日では近代的荷役設備を備えた重要な港町スコットランドのケイルンライアンとの間を客船商船が運航し,イングランドの港との間にも商船が運航している。電気機器や織物などの工業もある。ラーン地区は 1973年の自治体再編で設置され,南はバリニュアの町から北はギャロンポイント岬まで,東はアイランドマギー半島から西はアントリム高原の頂までの地域にわたる。北部は起伏ある荒野の高地が広がり,海岸近くで緑豊かで美しい渓谷へと切れ込む。南部は荒野の高地がよりゆるやかな傾斜をなして丘陵低地となり,湾岸の平坦な土地へといたる。主産業は観光業と港湾業。ここを始点とするアントリム沿岸道路は北アイルランド有数の観光名所で,何kmにもわたって岬や入江絶壁が織りなす美しい景観が続く。田園地帯ではヒツジ乳牛ブタが飼育され,マーラモーンではセメント用の石灰石が採掘される。地区面積 340km2。地区人口 3万832(2001)。都市人口 1万8228(2001)。

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世界大百科事典(旧版)内のラーンの言及

【海】より

… 北欧神話の海の主エーギルÆgirは,大洋そのものを表すと思われる大釜の持主で,それで大量のビールを造り,神がみのために豪華な宴会を催す。彼の妻ラーンRánはきわめて貪婪(どんらん)な女巨人で,海難に遭った人間を網で捕らえては海底の館へ連れてきて,黄金を厳しく要求する。この夫婦の娘は,9人姉妹の波の女精たちである。…

※「ラーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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