20世紀西洋人名事典 「ルイスマックニース」の解説
ルイス マックニース
Louis MacNeice
1907.9.12 - 1963.9.3
英国の詩人。
ベルファスト生まれ。
オックスフォード大学で学び、在学中にオーデン、スペンダーとの親交を得て、新詩運動の中心人物の一人となる。穏健な知性派で、冷静な人生の観察者の姿勢を保つ。初期の作品には政治的、社会的関心がみられたが、第二次大戦後は内省的な基調が強くなり、円熟した詩風を示す。1930〜36年バーミンガム大学講師。第二次大戦中はBBC放送用脚本家。’50年アテネの大英研究所所長。作品に「秋の帰結」(’54年)、オーデンとの共著「アイスランドからの手紙」(’37年)、評論「現代詩」(’38年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報