ルガノ(その他表記)Lugano

関連語 森田

改訂新版 世界大百科事典 「ルガノ」の意味・わかりやすい解説

ルガノ
Lugano

スイス南部,ルガノ湖北岸に位置する観光・保養地。人口4万9719(2006)。16世紀初頭スイスの膨張時代に獲得された共同支配地で,現在ティチノ州(カントン)に属する。イタリア語圏でイタリア風の市街を形成しており,スイス内でイタリア的雰囲気に浸れる。11~12世紀に建設された塔をもつサン・ロレンツォ教会,B.ルイーニフレスコ画のあるサンタ・マリア・デリ・アンジョリ教会がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルガノ」の意味・わかりやすい解説

ルガノ
るがの
Lugano

スイス中南部、ティチーノ州の観光都市。人口2万5919(2001)は州都ベリンツォーナをしのぎ州最大。ルガノ湖北西岸を占め、気候温和、眺望に優れ、通年外国から観光客を集める。住民大部分はイタリア語を話す。サン・ロレンツォ大聖堂(818古文書にみえ、13~14世紀改修)、サンタ・マリア・デッリ・アンジオーリ教会(1490創設)、町並みなどにイタリア文化の影響が残る。

[前島郁雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android