ルクレチウス(その他表記)Lucretius Carus, Titus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルクレチウス」の意味・わかりやすい解説

ルクレチウス
Lucretius Carus, Titus

[生]前94頃
[没]前51/前50
ローマの詩人,エピクロス派の哲学者生涯についてはほとんど不詳。唯一著作物の本性について』 De rerum naturaは,内容的にはエピクロス派原子論哲学,形式的にはエンペドクレスエンニウスにきわめて多くを負うたヘクサメトロスによる教訓詩で,ウェルギリウスの偉大な先駆であり,その後のローマの思想界に与えた影響は大きい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android