ルコンプトン憲法(読み)ルコンプトンけんぽう(その他表記)Lecompton Constitution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルコンプトン憲法」の意味・わかりやすい解説

ルコンプトン憲法
ルコンプトンけんぽう
Lecompton Constitution

1857年アメリカ,カンザス准州のルコンプトンで奴隷制支持派によって作成された憲法。奴隷制保持の条項と,自由黒人を排除した権利章典を含んでいた。南北戦争前の南北対立の一要因をなす。カンザスでは奴隷制をめぐる葛藤が続き,奴隷制支持派と反対派がそれぞれ異なる政府を樹立して争い,連邦議会もこの問題をめぐって紛糾していた。 58年1月にカンザスで行われた選挙では奴隷制反対派が勝利したが,J.ブキャナン大統領はカンザスがこの憲法下でアメリカに加盟することを勧告した。問題はますます紛糾したが妥協がはかられ,住民意志を問う再選挙が行われて再び奴隷制反対派が勝利し,奴隷制禁止をうたったワイアンドット憲法のもとで 61年1月 29日カンザスは自由州として連邦に加入した。

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