ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ル・シュール」の意味・わかりやすい解説
ル・シュール
Le Sueur, Eustache
[没]1655.4.30. パリ
フランスの画家。 S.ブーエの弟子で,初期の作品には彼の影響がみられる。宗教的・神話的主題を多く描いた。最初画家組合に属していたが,「絵画・彫刻アカデミー」の創立に参加し,初代の 12人の教授の一人となった。主要作品はシャルトル大聖堂の回廊のために制作した,22枚のタブロー (額画) から成る『聖ブルーノの生涯』 (1645~48,ルーブル美術館) 。
ル・シュール
Le Sueur, Hubert
[没]1650頃/1670. ロンドン
フランスの彫刻家。 J.ボローニュの弟子。 1619年よりフランス王に仕えたが,25年頃イングランド王チャールズ1世に招かれてロンドンに渡り,多数の彫刻を制作した。主要作品『チャールズ1世騎馬像』 (1633,焼失後 74再建,ロンドン,チャーリング広場) ,『T.リチャードソン卿像』 (ウェストミンスター寺院) 。
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