ルジェーウィチ(その他表記)Różewicz, Tadeusz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルジェーウィチ」の意味・わかりやすい解説

ルジェーウィチ
Różewicz, Tadeusz

[生]1921.10.9. ラドムスコ
[没]2014.4.24. ウロツワフ
ポーランド詩人劇作家,作家。第2次世界大戦後の大作家の一人。第2次世界大戦中にポーランドで抵抗運動「国内軍」に兵士として参加した経験に基づいて初期の詩集『不安』Niepokój(1947)や『紅い手袋』Czerwona rękawiczka(1948)が生まれた。これらの作品は韻律脚韻など,伝統的なの手法を用いていないことを特徴とする。のちに『第三の顔』Twarz trzecia(1968),『詩の外面と内面』Na powierzchni poematu i w środku(1983),『出口』Wyjście(2004)などの詩集を発表した。1960年代から戯曲を手がけ,『カード・インデックス』Kartoteka(1960)などの作品がある。傑作といえる『老女,抱卵を終える』Stara kobieta wysiaduje(1968)では,増え続けるごみの山に座った老女が独白をする。『母去る』Matka odchodzi(1999)によってポーランドの文学賞,ニケ賞に輝いた。

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