レデンプトール会(読み)レデンプトールかい(その他表記)Congregatio Sanctissimi Redemptoris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レデンプトール会」の意味・わかりやすい解説

レデンプトール会
レデンプトールかい
Congregatio Sanctissimi Redemptoris

1732年リグオーリ (アルフォンソ・リゴリオ) によりイタリア,ナポリ近郊のスカラ創立された修道会。至聖なる贖罪主会ともいう。創立の目的はキリストにならうことにより完徳にいたること,人々,特に貧しい人々への宣教にある。五大陸にその支部をもつ。日本には 1948年渡来,布教ならびに司牧活動を行なっている。なお創立者リグオーリの精神をくむ女子修道会として観想を目的とするレデンプトリスチン会 (イタリア,スカラで 1721創立,1949来日) と,活動を目的とするレデンプトール女子宣教会 (西ドイツで 1957創立,65来日) がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レデンプトール会」の意味・わかりやすい解説

レデンプトール会
れでんぷとーるかい
Congregatio Sanctissimi Redemptoris ラテン語

アルフォンソ・リグォリAlfonso Liguori(1696―1787)により、1732年イタリアのナポリ近郊スカラで始められたキリスト教の修道会。清貧貞潔従順の修道生活の三原則のみに基づき、贖罪(しょくざい)者(レデンプトール)たるキリストの徳に倣い、神のことばを説教することを目的とする。カトリック倫理神学権威とされるリグォリ以来、倫理神学に関心が深く、説教による霊性指導や聖職者の育成、布教に努力している。現在は世界各地に広がり、日本にも1948年(昭和23)に渡来し(女子会は1950年)、司牧、布教活動を行っている。

[鶴岡賀雄]

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