従順(読み)じゅうじゅん

精選版 日本国語大辞典 「従順」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅん【従順】

〘名〙 (形動)
① (━する) 人の言うことやきまりなどに素直に従うこと。
※古活字本毛詩抄(17C前)二「順な心があってあれが心がなをりたらば従順もせうぞ」
性格態度がおだやかで、人に逆らわないこと。すなおなこと。また、そのさま。柔順
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四八「子若し余に従順(ジュウジュン)にして余が愛寵を得ば」
③ (━する) 順序を狂わせないで正しく従うこと。また、そのさま。〔韓愈‐元和聖徳詩序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「従順」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐じゅん【従順】

[名・形動]性質・態度などがすなおで、人に逆らわないこと。おとなしくて人の言うことをよく聞くこと。また、そのさま。「権力には従順である」「従順部下
[派生]じゅうじゅんさ[名]
[類語]内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦怯弱意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順温柔温良順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか控えめ優しい・内向的・人見知りしんねりむっつりシャイ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「従順」の読み・字形・画数・意味

【従順】じゆうじゆん

素直。

字通「従」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android