20世紀西洋人名事典 「レナートフチーニ」の解説
レナート フチーニ
Renato Fucini
1843 - 1921
イタリアの詩人,小説家。
1872年「ピサ方言による100編のソネット」で注目を浴びる。イタリア近代文学にリアリズムを確立したヴェルガの流れをくみ、主にトスカーナ地方を題材とした作品を書くなど地方文学の代表的作家となる。作品はほかに短編集「ネーリの通夜」(1884年)、「戸外にて」(1887年)、「トスカーナの野で」(1908年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報