ロバートジョンソン(英語表記)Robert L. Johnson

現代外国人名録2016 「ロバートジョンソン」の解説

ロバート ジョンソン
Robert L. Johnson

職業・肩書
実業家,絵画コレクター ブラック・エンターテインメント・テレビ(BET)創立者 元BET会長・CEO

国籍
米国

生年月日
1946年4月8日

出生地
ミシシッピ州ヒッコリー

別名
通称=ジョンソン,ボブ〈Johnson,Bob〉

学歴
イリノイ大学(歴史学)〔1968年〕卒,プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン校〔1972年〕修士課程修了

経歴
解放奴隷の曽祖父を持つアフリカ系(黒人)家庭で10人兄弟の9番目に生まれ、奨学金を得て大学と大学院で学ぶ。ケーブルテレビが初期段階だった1978年、アフリカ系視聴者に対するテレビ局開設を思いつき、’80年週2時間だけのブラック・エンターテインメント・テレビ(BET)を開設、会長兼CEO(最高経営責任者)に就任。その後着実に成長を遂げ、’91年アフリカ系オーナー企業として初めてニューヨーク証券取引所に上場した。’98年バイアコムの傘下に。2001年には株式を売却して13億ドルを手にし、アフリカ系初の億万長者となり、米経済誌「フォーブス」の“アメリカの億万長者”に登場した。2005年BET会長・CEOを退任。2002年ノースカロライナ州シャーロットにNBAの新チームを設立し、事業展開する権利を30億ドルで獲得。2004〜2005年シーズンよりシャーロット・ボブキャッツとしてNBAに参戦、アフリカ系初のNBAオーナーとなる。2003年雑誌「スポーツイラストレーテッド」の“米国スポーツ界で最も影響力があるマイノリティー(人種的少数派)”でタイガー・ウッズらを抑え1位に選ばれた。2010年オーナー退任。他に、ホテル、自動車販売、銀行ヘッジファンドなどさまざまな事業に投資している。また、1980年代初頭から、黒人アートを収集し始め、’98年には「バーネット・アデンコレクション」購入した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ロバートジョンソン」の解説

ロバート ジョンソン
Robert Johnson


1911.(1910.説あり) - 1938
歌手,ギター奏者。
戦前南部を中心に歌い歩き、高音で透明感のある歌、ビート感に溢れたギター演奏で、1936〜37年にはテキサス州サン・アントニオで29曲を吹き込むなどブルース史に一時代を築いた。デルタ・ブルース伝統にシティ・ブルースの斬新さを取り入れたスタイルは、後続のブルースマンに与えた影響は多大で、「スウィートホーム・シカゴ」など数多くの歌が現在も歌い継がれている。死後の91年にはCD「ロバート・ジョンソン・コンプリート・レコーディングス」がヒットし、グラミー賞を受賞。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロバートジョンソン」の意味・わかりやすい解説

ロバート・ジョンソン
ろばーとじょんそん

ジョンソン

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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