ケーブルテレビ(読み)けーぶるてれび

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーブルテレビ」の意味・わかりやすい解説

ケーブルテレビ
cable television

有線により映像およびこれに伴う音声その他の音響を送信するテレビ放送機構。CATVと略称される。元来は難視解消の手段として発達してきた共同アンテナテレビをさしていたが,伝送路として使われる同軸ケーブルが大きなチャンネル容量をもっているため,防犯・防災情報サービス,静止画放送遠隔医療,データ通信,ファクシミリ放送など多目的に利用されるようになった。日本では 1973年1月,有線テレビ施設を郵政大臣の許可制とし,テレビ再送信および空きチャンネルの開放を義務づけた,有線テレビジョン放送法を施行,映画やスポーツなど番組内容の充実につれ普及が進み,また高速インターネット接続サービス(ケーブルインターネット)の利用者も増えた。さらに高機能化を目指し光ファイバ化,広帯域化,デジタル化が進んだ。これら不特定多数の家庭を対象とする CATVと異なり,デパート,ホテルなど特定の建築物構内に受信施設および対象が限定されているものは CCTV; closed circuit television閉回路テレビジョン)という。CATVおよび CCTVの同軸ケーブルを使用するシステムCCIS; coaxial cable information system(同軸ケーブル情報システム)と総称する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケーブルテレビ」の意味・わかりやすい解説

ケーブルテレビ
けーぶるてれび

CATV

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