ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワイリー」の意味・わかりやすい解説
ワイリー
Wylie, Elinor (Morton)
[没]1928.12.16. ニューヨーク
アメリカの女流詩人,小説家。旧姓 Hoyt。才色兼備の情熱家で,その短い生涯に3度結婚。創作活動は最後の,詩人ウィリアム・ベネーとの結婚後に集中している。シェリーおよび形而上詩人の影響を受け,詩集に『風を捕える網』 Nets to Catch the Wind (1921) ,『黒い鎧』 Black Armour (23) など,小説に『ジェニファー・ローン』 Jennifer Lorn (23) ,『みなしご天使』 The Orphan Angel (26) などがある。
ワイリー
Wylie, Alexander
[没]1887.2.6. ロンドン
イギリスの東洋学者。スコットランド教会の宣教師。中国語を独学し,ジェームズ・レッグに見出されて,中国語訳聖書の印刷の監督のため 1847~77年の間上海に滞在。かたわら中国の宗教史,科学史,北アジアの諸民族の文化に関する論文を多く書いた。主著は"Chinese Researches" (1897) 。
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