コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アイスランド語 アイスランドごIcelandic language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アイスランド語
アイスランドご
Icelandic language

アイスランドの公用語で約 25万の人々によって用いられる言語。インド=ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群に属し,ノルウェー語と最も近い関係にある。9世紀にノルウェーからの移民がアイスランドにもたらした言語が定着し,発展して,現在のアイスランド語になったのであるが,ノルウェー語がかなり大きな変化を経てきたのに対し,大陸から遠い島国の言語であるため,古い時代の形を多く保っている。語彙の面では,なるべく外来語を用いずに,翻訳したり古語を復活したりして自国語で間に合せようとする傾向がある。方言差は小さい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

アイスランド語【アイスランドご】

インド・ヨーロッパ語族の北ゲルマン語(ゲルマン語派)に属す言語。12世紀ころからエッダサガスカルド詩等の豊富な文学をもつ。1500年ころを境に古代と近代に分ける。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アイスランドご【アイスランド語 Icelandic】

アイスランド共和国の公用語であり,22万人(1977)により使用されている。西ノルド語に属し,その歴史は古アイスランド語(9~16世紀),近代アイスランド語(16世紀~現在)の二つの時期に区分される。アイスランド語は,9世紀末以後ノルウェー西部から移住した人々のもたらした言語にその源を発し,西ノルウェー語と密接な関係がある。最古の記録は12世紀末のラテン文字による法律に関する写本であり,13世紀から14世紀にはエッダサガスカルド詩などの数多くの写本が成立した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

アイスランドご【アイスランド語】

インド-ヨーロッパ語族のゲルマン語派ノルド語に属する言語。ラテン文字を基本とし、いくつかの特殊文字を用いる。他のゲルマン語に比べて、古形を比較的多く残す。アイスランド共和国の公用語。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アイスランド語
あいすらんどご

アイスランド共和国の国語。フェロー語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語とともに北ゲルマン語派を形成している。アイスランドは古くは無人島であったので、アイスランド語の成立は、9世紀に始まったノルウェーのバイキングの移住に始まる。したがって最古層のアイスランド語の写本と、ほぼ同時代のノルウェー語の写本との間には、とりたてていうほどの方言差がなく、事実上同一の言語である。
 その後ノルウェー語は言語が大きく変わったが、アイスランド語はたいへん保守的で、名詞、形容詞、動詞などの屈折も、古語のそれを忠実にほとんど変えるところなく今日に伝えているうえ、語彙(ごい)面でも古語のほとんどが今日でもなお生きているともいえるので、アイスランド人は特別の勉強なしに13世紀ごろの古アイスランド語や古ノルウェー語をそのまま読んで理解できる。[森田貞雄]
『森田貞雄著『アイスランド語文法』(1982・大学書林)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のアイスランド語の言及

【ゲルマン語派】より

…東ゲルマン語は現在では死語となっている。北ゲルマン語には,北欧の地で6世紀ころまで均一であったノルド基語が分化してできた,現在のアイスランド語,ノルウェー語,フェロー語,スウェーデン語,デンマーク語が属している。西ゲルマン語はエルベ・ゲルマン人,ウェーザー・ライン・ゲルマン人,北海ゲルマン人の三つの部族集団の言語を総称したものである。…

※「アイスランド語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

アイスランド語の関連キーワードスナイフェルスヨークトルインド・ヨーロッパ語族ランドマンナロイガルフロインフォッサルスカンジナビア諸語ハルグリームスソンオラフ オラフソンガイザー(間欠泉)F. ヨウンソンスバルティフォス北方ゲルマン人ブルーラグーンディムボルギルベストマン諸島ゴーザフォスフラトエイ島ミーバトン湖ヘクラ[山]イースランド古期ノルド語

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android