ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アカネ科」の意味・わかりやすい解説
アカネ科
アカネか
Rubiaceae
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双子葉植物、合弁花類。葉は対生し、単葉で全縁、托葉(たくよう)があり、花冠は合弁。子房が下位などで近縁の科と区別される。子房室中の胚珠(はいしゅ)の数により、キナノキ亜科とアカネ亜科に2大別するが、異説も多い。よく知られるものにコーヒーノキ、キナノキ、トコン、クチナシ、ハクチョウゲなどがあり、アカネ、ヤエヤマアオキなど染料植物もある。約500属6000種からなる大きな科で、多くは熱帯に分布するが、温帯にもあり、まれに寒帯にも分布する。
[福岡誠行 2021年5月21日]
APG分類でもアカネ科とされ、ヤマトグサ科もアカネ科に含められている。この分類による2018年のデータによると約610属1万3000種があり、日本には35属がみられる。
[編集部 2021年5月21日]
…山野に普通にみられるアカネ科の多年草で和名は赤い根の意味(イラスト)。古代より染料植物としてよく知られ,この根の煎汁をつかって茜染をする。…
※「アカネ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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