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アクセプター acceptor

翻訳|acceptor

世界大百科事典 第2版の解説

アクセプター【acceptor】

半導体において価電子帯(充満帯ともいう)から電子をうけとって正孔を作り,電導性を与える働きをする不純物または格子欠陥。すなわち電子で満たされた価電子帯では満員であるため電子の移動は不可能であるが,あき(正孔)があれば可能となる。一般に正孔はアクセプターの近くに比較的ゆるく捕らえられており,温度が上がると離れて電導性に寄与する。代表的な例はシリコンやゲルマニウム結晶中に溶けこんだAl,Gaなど3価の不純物原子である。

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大辞林 第三版の解説

アクセプター【acceptor】

半導体中で電子を受け取って、半導体本体に正孔をつくる不純物。これが多いと半導体には正孔が増加して電流が流れるので p 形の半導体となる。シリコン半導体に対するホウ素・ガリウムはその例。 ↔ ドナー

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世界大百科事典内のアクセプターの言及

【担体】より

…半導体の担体の種類と濃度は,温度,不純物,格子欠陥などによって決定される。担体としての電子を供給する不純物はドナー,正孔を供給する不純物はアクセプターと呼ばれる。電子または正孔のうち,より濃度が高いほうを多数担体,低いほうを少数担体といい,多数担体が電子である半導体をn型半導体,正孔である半導体をp型半導体と呼ぶ。…

【半導体】より

…正孔はこれに引かれて捕らえられるが,やはり熱エネルギーによって容易に解放される。図3-cはこの場合で,充満帯上端のすぐ上にあいた準位(アクセプター準位)ができている。温度が上がると,これが充満帯から電子を受け取って正孔を作り出す。…

※「アクセプター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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