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電気伝導率 でんきでんどうりつelectric conductivity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電気伝導率
でんきでんどうりつ
electric conductivity

導電率,電導率,電導度ともいい,抵抗率の逆数である。物質中の電流の流れやすさの程度を表わす。物質中に電場 E があるとき,そこに流れる電流の密度 iE に比例し,i=σE で表わされる。比例定数 σ を電気伝導率といい,物質により異なる定数である。 SI 単位はS/mである。 σ の値は温度,圧力,光などの物理的条件および不純物濃度など物質の構造に大きく左右される。金属などでは大きく,絶縁体では小さく,半導体ではその中間の値をとる。理想的な完全導体では σ は無限大となる。

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デジタル大辞泉の解説

でんきでんどう‐りつ〔デンキデンダウ‐〕【電気伝導率】

導体における電流の流れやすさを表す定数。抵抗率の逆数。温度によって変化する。電気伝導度。導電率。電導率。

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百科事典マイペディアの解説

電気伝導率【でんきでんどうりつ】

電気伝導度,導電率とも。物質中の電流の流れやすさを表す量。抵抗率の逆数で単位はジーメンス/メートル(S/m)。→ジーメンス

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大辞林 第三版の解説

でんきでんどうりつ【電気伝導率】

電流の流れやすさを表す物質定数。温度により変化する。電気伝導度。電導率。導電率。 → 抵抗率

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電気伝導率
でんきでんどうりつ
electrical conductivity

電流の流れやすさを示す物性値の一つ。導体中の定常電流密度をi、電場をEとしたとき、オームの法則がi=σEと表される場合のσを電気伝導率という。導電率、電気伝導度、伝導率ともよぶ。単位はジーメンス毎メートル(S/m)。σは比抵抗(抵抗率)ρの逆数でもある。導体が等方性である場合、σはスカラーだが、導体が異方性である場合、σはテンソルになる。一般に純金属では電気伝導率は大きな値をもち、ある種の金属では絶対温度の数K以下の極低温(臨界温度)で電気伝導率が無限大になる超伝導を示す。半導体では電気伝導率は金属に比べ、かなり小さい値を示す。[山本将史]

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世界大百科事典内の電気伝導率の言及

【オームの法則】より

…これをRlSと表すと,σは導体の種類で決まる定数である。σをその物質の電気伝導率という。オームの法則を導体の形(長さや断面積)によらない式で表すと,次のようになる。…

【電気伝導】より

…電位差をV,電極間の物質の長さをl,断面積をSとすれば,電流Iは, I=(σS/l)Vによって与えられる。ここでσは物質によって決まる固有の量で,電気伝導度electric conductivity(電気伝導率,導電率などともいう)と呼ばれ,比抵抗の逆数に等しい。物質中の電場V/lが小さいときには,σは一定となり電流Iと電位差Vは比例する。…

※「電気伝導率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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