コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アダム・ビード Adam Bede

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アダム・ビード
Adam Bede

イギリスの女流作家 G.エリオットの小説。 1859年刊。ヘイスロープ村の実直な大工アダム・ビードは,美貌で派手好みの村の娘ヘティ・ソレルに恋している。ヘティは虚栄心が強く,地主の孫で軍人のアーサー・ドニソーンに心をひかれ,身をまかせる。アーサーは休暇が終って帰任するが,あとに残ったヘティは身ごもっている。世間体をつくろうため,ヘティはアダムとの結婚をいったん承諾するが,挙式の前日に出奔しアーサーのあとを追う。しかし任地を転々とするアーサーとの再会もならず,あきらめて引返す途中子供を産み落し,これを森の中に遺棄して嬰児殺しの罪に問われる。後悔したアーサーの奔走により,ヘティは処刑を免れて,オーストラリアに流刑となる。アダムはメソジストの女説教師で心のやさしいダイナという女性と結婚する。イギリス中部の田園を舞台に,あふれる牧歌情緒のなかで,心理的葛藤のドラマを追究したもの。作者はこれを自作中の最高の小説とした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

アダム・ビードの関連キーワードエリオット(George Eliot)

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android