改訂新版 世界大百科事典 「アデニル酸キナーゼ」の意味・わかりやすい解説 アデニル酸キナーゼ (アデニルさんキナーゼ)adenylate kinase ATPの消費によって生じたAMPやADPの再利用に関与するきわめて安定な酵素。ATP+AMP⇄2ADPという可逆反応を触媒する。ミオキナーゼmyokinaseとも呼ばれ,筋肉,腎臓,微生物等で発見されており,ミトコンドリアの外膜と内膜の間の空間に存在すると考えられている。筋肉の活動によってADPが蓄積したときにこの酵素の働きでATPとAMPが生成し,AMPが解糖系の活性を刺激しATPの生産を促進する。執筆者:柳田 充弘 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「アデニル酸キナーゼ」の解説 アデニル酸キナーゼ [EC2.7.4.3].ミオキナーゼともいう.2ADP→AMP+ATPの反応を触媒する酵素.骨格筋に多い. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by