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アナグラム アナグラムanagramme; anagram

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アナグラム
anagramme; anagram

ある語を構成している文字の入替えによって異なる意味をもつ語をつくる言葉遊びのこと。たとえば orange (オレンジ) を organe (器官) とするなど。古代ギリシアやローマ時代から知られ,中世ヨーロッパ,特にフランスで盛んに行われた。言語学では,転じて文学作品のテクスト内に散らばる音の連関・増殖現象をさす。ソシュールによって発見され,J.ラカン,J.クリステバらに継承されて発展した。文中の「語の下にひそむ語」としての音は,深層意識を紡ぎ,個体・世代をこえた意味体験をテクスト (発話・記述されたもの) に織り上げる。これが現代文学・思想における「テクスト相互関連性」の分析に用いられるようになった。

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デジタル大辞泉の解説

アナグラム(anagram)

つづり字の位置を変えて、別の語句をつくること。また、その遊び。「evil(悪)」が「live(生きる)」になるなど。字なぞ遊び。

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世界大百科事典 第2版の解説

アナグラム【anagram】

単語とくに名前の綴りをばらばらにして新しく組みかえ,別の単語を作る遊び。結果的には〈字なぞ〉になる。シェークスピアの《テンペスト》のキャリバンCalibanはcannibal(食人種)の,福永武彦の推理小説家としての筆名〈伽田伶太郎〉は〈だれだろうか〉の,ナポレオン登場を批判した革命的新聞に載った〈Un veto corse la finira(コルシカの拒否権がそれにけりをつけるだろう)〉は〈révolution française(フランス革命)〉のアナグラムである。

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大辞林 第三版の解説

アナグラム【anagram】

言葉を綴つづりかえて、元とは別の意味にすること。また、その遊び。Florence Nightingale を Flit on, cheering angel! とする類。
フランス anagramme〕 ソシュールの用語。詩句の中に主題となる語を分解して散りばめるなど、テクストを重層化・複線化する詩作技法。

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世界大百科事典内のアナグラムの言及

【言語遊戯】より

…また〈Live not on evil〉(悪をなして生きるべからず)という教訓もある。(5)アナグラムanagram 綴り字をばらばらにして別の言葉に組みかえる遊び。キャロルの作品には,〈live⇄evil〉という遊びがあって,〈生〉と〈悪〉との回文(あるいはアナグラム)的関係を意識していたように思われる。…

【言語遊戯】より

…また〈Live not on evil〉(悪をなして生きるべからず)という教訓もある。(5)アナグラムanagram 綴り字をばらばらにして別の言葉に組みかえる遊び。キャロルの作品には,〈live⇄evil〉という遊びがあって,〈生〉と〈悪〉との回文(あるいはアナグラム)的関係を意識していたように思われる。…

※「アナグラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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