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アパブランシャ語 アパブランシャご Apabhramśa

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アパブランシャ語
アパブランシャご
Apabhramśa

後期のプラークリット語の総称。民衆の日常語から,7世紀頃文章語として確立した新しいプラークリット語で,それ以後,12世紀頃にインド=アーリア語派の各近代語が成立しはじめるまでの状態をさす。

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世界大百科事典 第2版の解説

アパブランシャご【アパブランシャ語 Apabhraṁśa】

中古インド・アーリヤ語の一種で,サンスクリット語プラークリット語と並んで使用された。〈転訛したapabhraṁśa〉という意味の示すごとく,元来地方的俗語を基礎として発達したので数種の区別があるが,現存の資料はいずれも文章語として用いられたもので,日常方言を示すものではない。古典プラークリット語が固定した後,だいたいその語彙を使用しながら方言的文法を適用したのがアパブランシャ語で,1000年ころ西インドのラージャスターングジャラート地方のジャイナ教徒によって主として使用された。

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世界大百科事典内のアパブランシャ語の言及

【インド演劇】より

…用語の面では,インドの古典劇は文章語のサンスクリット語と俗語を基礎とするプラークリット語を混用するのが通則で,サンスクリット語はバラモン,国王,大臣,学者,将軍など上流の男性が用い,プラークリット語は婦人,子どもおよび身分の低いものが使用し,道化役もこれを用いる。しかし,プラークリット語には使用者の種類や地位によって数種の別があり,アパブランシャ語の用いられることもあった。
[戯曲の種類]
 戯曲には10種のルーパカ(形式)があり,後にはウパ・ルーパカ(副形式)もできた。…

【ジャイナ教】より

…彼は諸学に通じ,すぐれた文法学者・文筆家として多くの作品を残した。俗語文学は10世紀前後にはアパブランシャ語作品が流行し,ダナパーラDhanapālaの叙事詩《バビサッタカハーBhavisattakahā》などのすぐれた作品を生んだが,その後もジャイナ教徒はサンスクリットとともに,その時代の地方語・俗語を文学作品に用いた。中世裸行派の中心となった南インドでは,タミル語やカンナダ語で多くの文学作品が作られた。…

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