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アメリカ労働総同盟産業別組合会議 アメリカろうどうそうどうめいさんぎょうべつくみあいかいぎAmerican Federation of Labor-Congress of Industrial Organizations; AFL-CIO

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカ労働総同盟産業別組合会議
アメリカろうどうそうどうめいさんぎょうべつくみあいかいぎ
American Federation of Labor-Congress of Industrial Organizations; AFL-CIO

アメリカ唯一の労働組合の中央組織。前身は,1886年職業別労働組合の連合体として結成されたアメリカ労働総同盟 AFLで,当初から社会主義を目標とせず,労使協調,熟練工労働者の擁護を目指した。そのため未熟練労働者を組織化できず,第1次世界大戦前後の労働運動を停滞させ,AFL自体をも弱体化させた。しかし 1929年の大恐慌は再び労働運動を活発化させ,ニューディール政策のもとで組合勢力は拡大するとともに AFL内部の左派発生要因となった。左派指導者は AFL内部に産業別組織委員会 Committee for Industrial Organizationを設けて組織活動を開始し,産業別組合が次々に結成された。これが職業別組合の領域を侵害することとなり AFL主流と対立,同委員会は除名され 38年産業別組合会議 Congress of Industrial Organizations; CIOが結成された。両者の組織競争は激しく,そのため第2次世界大戦後は AFLも産業別組織の方式を取入れ,政治活動も活発化させた。一方 CIOも反共政策に転じて世界労働組合連盟 (世界労連) を脱退するとともに左派組合を除名し,さらに AFLとともに国際自由労働組合連盟 (国際自由労連) の結成に参加した。このように両組織の性格の相違がなくなり,55年 12月再び合同して現組織となった。組合員数は 1000万人以上で,世界最大の労働団体。

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