アランケイ(その他表記)Alan Kay

現代外国人名録2016 「アランケイ」の解説

アラン ケイ
Alan Kay

職業・肩書
コンピューター科学者,実業家 ビューポインツ・リサーチ・インスティテュート代表

国籍
米国

生年月日
1940年5月17日

出生地
マサチューセッツ州

本名
ケイ,アラン・カーティス〈Kay,Alan Curtis〉

学歴
コロラド大学(数学,分子生物学),ユタ大学大学院(コンピューター・サイエンス)修了

学位
博士号(コンピューター科学,ユタ大学)〔1969年〕

資格
米国芸術科学アカデミー会員, 米国技術アカデミー会員

受賞
C&C賞〔2001年〕,チューリング賞〔2003年〕,ドレイパー賞〔2004年〕,京都賞(先端技術部門,第20回,日本)〔2004年〕,京都大学名誉博士号〔2009年〕

経歴
3歳で本を読み始め、小学校に上がる前に200冊以上を読み終える。コロラド大学を経て、インターネットの前身・ARPANETの研究拠点、ユタ大学でコンピューター・グラフィックス・システム「FLEX」開発プロジェクトに参画。1968年FLEXマシンを“パーソナル・コンピューター(パソコン)”を目指すものと発表し、コンピューターに一つのビジョンを与えた。その後、マサチューセッツ工科大学を経て、’70年ゼロックスのパロアルト研究センター(PARC)に移籍。パソコンのアイデアを「ダイナブック(Dynabook)」として発表、’72年試作機「アルト(Alto)」を完成。ゼロックスが新技術の商品化に踏み切れなかったのに対し、アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズらがこの技術に着目。同技術を取り入れたアップルは大躍進し、パソコン業界の誕生につながった。’83年ゲームメーカーのアタリ主席研究員を経て、’84年アップルに移籍。’96年ウォルト・ディズニーの研究開発部門・イメージニアリング副社長。新言語「スクイーク」を使った教育ソフトの開発や、ディズニーランドで使える次世代の情報端末の開発などに取り組む。2001年子供の教育を手がけるNPOのビューポインツ・リサーチ・インスティテュート代表。2002年よりヒューレット・パッカード上級フェロー。また、オーバーラッピングウィンドウ型のユーザーインターフェースと最初の完全なオブジェクト指向言語であるスモールトーク(Smalltalk)の最初の設計者でもある。“パソコンの父”として知られる。著書に「アラン・ケイ」がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「アランケイ」の解説

アラン・ケイ

米国の科学者。1968年に理想的なコンピューターのコンセプトとしてダイナブック構想を発表。1972年にパーソナルコンピューター原型となるAlto、オブジェクト指向のプログラミング言語であるSmalltalkを開発した。

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