アリアバータ(その他表記)Āryabhata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリアバータ」の意味・わかりやすい解説

アリアバータ
Āryabhata

[生]476. クスマプーラ
[没]550頃
インドの数学者,天文学者。 499年に,当時としては,最も完成された数学的手法を用いて"Aryabhatiya"という書物を著わした。そのおもな業績は,天文学球面三角法に関するものであるが,そのほか,数論,代数学平面三角法についても多くの仕事を残している。彼はまた円周率の正確な近似値 (3.1416) を計算している。天文学の分野では,天体の見かけ上の運動地球自転によって説明できると信じていた。

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