アンティグア-グアテマラ(読み)アンティグアグアテマラ

世界遺産詳解 の解説

アンティグアグアテマラ【アンティグア-グアテマラ】

1979年に登録されたグアテマラの世界遺産(文化遺産)。南部首都グアテマラ・シティ西方にある、標高1530mの古都である。この町は16世紀中期に建設され、繁栄したが、たびたび地震の被害を受け、再建が繰り返されてきた。1773年に起こった大地震で壊滅的な打撃を受けたことから、現在の首都にその座を譲ることになった。この都市はアグア火山などに囲まれ、大聖堂を中心とする碁盤の目のような区画に整備された市街には、石畳の道が走り、旧グアテマラ総督府、ラ・メルセー聖堂、修道院が配置され、コロニアルバロック様式の建物が立ち並ぶ閑静なたたずまいを見せている。◇英名はAntigua Guatemala

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアンティグア-グアテマラの言及

【アンティグア】より

…グアテマラ南西部のサカテペケス県の県都。アンティグア・グアテマラともいう。人口2万7000(1988)。…

※「アンティグア-グアテマラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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