アール・ブリュット(英語表記)l'art brut(仏)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生の芸術。第2次大戦後,J.デュビュッフェは,幼児,精神病患者,囚人あるいは完全な素人などの人々が純粋に自己の楽しみで制作した作品を収集し,こう呼んだ。 1947年,パリのドルーアン画廊の地下室で初公開。 48年には A.ブルトン,M.タピエ,J.ポーランらが原生芸術協会を設立。 5000点を超すコレクションはパリのガリマール社,ニューヨーク,パリ,ローザンヌと移動を繰り返した。無意識的な生の初原を示し,西欧的な論理化を得ていない芸術として評価された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

元来は専門的な美術教育を受けていない人たちによる「生(き)の芸術」を意味するが、日本では知的障害のある人の作品が紹介されることが多い。イタリアで開かれる世界的な美術の祭典ベネチアビエンナーレには2013年に日本から陶芸作品が出品された。

(2018-08-21 朝日新聞 朝刊 岡山全県・1地方)

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