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イオノン

百科事典マイペディアの解説

イオノン

化学式はC13H2(/0)O。環状テルペンケトンの一種。ヨノンとも。α‐,β‐などの構造異性体があり,ふつうは両者の混合物ミカン科の植物の精油中に存在し,スミレ花香をもつ無色〜淡黄色の液体。

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世界大百科事典 第2版の解説

イオノン【ionone】

ヨノンともいう。環状テルペンケトンの一種。その希薄溶液はスミレの香気を有し,重要な合成香料の一つである。ふつうはα‐体とβ‐体の2異性体の混合物である。無色の液体で,水にはほとんど溶けないがアルコールにはよく溶ける。沸点は,α‐体123~124℃(11mmHg),β‐体127~128.5℃(10mmHg)。シトラールとアセトンとのクライゼン縮合で得られたプソイドイオノンを閉環して合成される。両異性体の混合割合は,環化反応の際に使用される酸(ふつうはリン酸,硫酸など)の種類によって異なる。

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