イズベスチヤ(その他表記)Izvestiya

デジタル大辞泉 「イズベスチヤ」の意味・読み・例文・類語

イズベスチヤ(〈ロシア〉Izvestiya)

通報の意》ソ連最高会議幹部会の発行した政府機関紙。1917年創刊。「プラウダ」と並ぶ代表的日刊新聞であったが、1991年のソ連崩壊後は、ロシア連邦の一民間新聞

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精選版 日本国語大辞典 「イズベスチヤ」の意味・読み・例文・類語

イズベスチヤ

  1. ( [ロシア語] Izvjestjija 「報道」の意 )[ 異表記 ] イズヴェスチア ロシアの新聞。旧ソビエト最高会議幹部会が発行した政府機関紙。日刊。一九一七年創刊。一九九一年のソ連崩壊後は、ロシア連邦の一民間新聞。

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改訂新版 世界大百科事典 「イズベスチヤ」の意味・わかりやすい解説

イズベスチヤ
Izvestiya

旧ソ連政府機関紙として1917年創刊され,政治,外交問題を中心に報道,党機関紙《プラウダ》と並ぶ有力な新聞だった。フルシチョフの女婿アジュベイ編集長下(1958-64)の紙面刷新で急速に部数を伸ばし最盛期には1000万部を超えた。ソ連解体後91年独立紙となり,オネキシム銀行,ルコイル石油を主要出資者に迎えた。発行部数52万部(1997)。92年,イギリスの《フィナンシャル・タイムズ》と提携,《フィナンシャル・イズベスチヤ》も発刊。政府支持の編集方針をとったが,97年4月チェルノムイルジン首相が50億ドル相当の私財を蓄積しているとする記事を掲載,大株主の介入を受けた。編集方針の対立などから,ゴレンピオウスキー主筆,アガフォーノフ副編集長(もと東京特派員)らは,同年11月別個に週刊《新イズベスチヤ》を発刊した。
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百科事典マイペディア 「イズベスチヤ」の意味・わかりやすい解説

イズベスチヤ

ロシアの新聞。旧ソ連最高会議幹部会の機関紙。イズベスチャとは報道の意。1905年のロシア革命直後,サンクト・ペテルブルクで発行され,以後非合法紙として断続的に刊行。1917年ソビエト中央執行委員会機関紙,1936年ソ連最高会議幹部会の機関紙となる。ソ連共産党中央委員会の機関紙《プラウダ》に次ぐ権威をもった。1992年より一般紙。発行部数は約80万部。なお,編集部の内紛から1997年11月別個に週刊《新イズベスチヤ》も発刊された。
→関連項目ラデック

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イズベスチヤ」の意味・わかりやすい解説

イズベスチヤ
Izvastiya

旧ソビエト政府の日刊機関紙。「通信」の意。 1917年3月ペトログラード (現サンクトペテルブルグ) の労働者を代表するソビエトの機関紙として創刊。十月革命後にはソビエト最高会議幹部会が発行。党機関紙の『プラウダ (真理) 』と並ぶ旧ソビエトの代表的新聞であった。ソ連崩壊後は民間紙として発行されている。

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世界大百科事典(旧版)内のイズベスチヤの言及

【新聞】より

…これらの新聞は〈イェロー・ジャーナリズムyellow journalism〉と呼ばれた。
[社会主義国の新聞]
 ロシアでは多くの合法・非合法の社会主義新聞が発行され,1912年には日刊の《プラウダPravda》が,17年にはペトログラードの労働者・兵士代表ソビエトの機関紙《イズベスチヤIzvestiya》が創刊された。革命成功後,前者はソ連共産党中央委員会機関紙,後者はソ連最高会議幹部会機関紙に発展したが,ソ連崩壊後,両紙とも民間の新聞社で発行されるようになった。…

※「イズベスチヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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