日本大百科全書(ニッポニカ) 「インドサイ」の意味・わかりやすい解説 インドサイいんどさいIndian rhinoceros[学] Rhinoceros unicornis 哺乳(ほにゅう)綱奇蹄(きてい)目サイ科の動物。インドのアッサム地方からネパールの湿地帯に分布する。鼻上の角(つの)は1本のみで、イッカクサイとよばれることもある。体高1.7~1.9メートル、皮膚は厚く、鎧(よろい)のようなひだがある。このため、ヨロイサイという別名もある。アシの葉や小枝、その他の草木類を食べる。野生での生息数は少なく、2400頭といわれる(2002)。[祖谷勝紀][参照項目] | イッカクサイ | サイ インドサイ サイのおもな種類と分布域〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インドサイ」の意味・わかりやすい解説 インドサイRhinoceros unicornis; Indian rhinoceros 奇蹄目サイ科。体長 3.2~4.2m,体高 1.6~1.8m。体は無毛であるが,耳の縁と尾の先に少し毛が生えている。体は灰黒色で,表面は鎧 (よろい) 状のひだによりいくつかに区切られる。角は鼻上に1本ある。草食性で,水辺の草原に単独で生活しており,性質は温和。角を目的に乱獲され,絶滅に瀕している。ネパール,インド北東部 (アッサム) に分布する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
小学館の図鑑NEO[新版]動物 「インドサイ」の解説 インドサイ学名:Rhinoceros unicornis 種名 / インドサイ科名 / サイ科解説 / 草たけの高い湿原にすみ、さかんに水あびをします。体長 / 3.1~3.8m/尾長70~80cm/肩高1.5~1.9m体重 / オス約2.2t、メス約1.6t食物 / 湿地の草、木の葉分布 / インド北部絶滅危惧種 / ☆ 角は1本。 出典 小学館の図鑑NEO[新版]動物小学館の図鑑NEO[新版]動物について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のインドサイの言及 【サイ(犀)】より …寿命は50年以上。[種類] インドサイRhinoceros unicornis(イラスト)は,体長4m,体重2~4tに達する大型のサイ。尾長60~75cm。… ※「インドサイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by