イ・スンヨプ(読み)李 承燁(英語表記)Lee Seung-yuop

現代外国人名録2016 「イ・スンヨプ」の解説

イ・スンヨプ
李 承燁
Lee Seung-yuop

職業・肩書
プロ野球選手(内野手)

国籍
韓国

生年月日
1976年8月18日

出生地
慶尚北道大邱

学歴
慶北高〔1995年〕卒

経歴
小学4年から野球を始める。1995年慶北高卒業後、韓国プロ野球の三星入団。’97年170安打、32本塁打をマークし初の本塁打王、シーズンMVPを獲得、韓国プロ野球界を代表するスラッガーとして注目される。’99年4月最年少記録となる22歳8ケ月と16日で通算100号本塁打をマーク。同年8月対ロッテ戦でシーズン本塁打記録の43号本塁打を放ち、同年54本塁打の記録を打ち立てる。同年MVPを獲得。同年11月日韓スーパー野球に出場で来日。2000年韓国代表としてシドニー五輪に出場。2001年39本塁打で本塁打王。2002年46本塁打で本塁打王。2003年10月日本の王貞治らが持つアジアの本塁打記録55号を上回る56本塁打を放ち、記録を更新。韓国球界でMVP5回、本塁打王5回、打点王4回。同年シーズン終了後FA宣言して、日本プロ野球のロッテに入団。2004年は14本塁打にとどまるが、2005年は30本塁打をマークし、阪神との日本シリーズでも3本塁打の活躍でチームの31年ぶりの日本一に貢献。2006年、4年契約で巨人に移籍。3月第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に韓国代表として出場、一塁手としてベストナイン選出。8月対阪神戦で日韓通算400号本塁打を記録。20代での400号到達は日本では王貞治、大リーグではアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)のみ。10月左膝を手術。2008年の北京五輪では主軸として活躍、準決勝で日本、決勝キューバを破り、金メダル獲得に貢献した。2010年オフにオリックス入りしたが、2011年限りで退団。2013年第3回WBC代表。183センチ、85キロ。左投左打。ニックネームはライオン・キング。韓国の“国民打者”とも呼ばれる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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