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ウィーン歴史地区 ウィーンれきしちく

世界遺産詳解の解説

ウィーンれきしちく【ウィーン歴史地区】

2001年に登録されたオーストリアの世界遺産(文化遺産)。ウィーンの起源はローマ帝国の駐屯地ウィンドボナ(Vindobona)のあった時代にさかのぼる。中世にはドナウ川の舟運による交易地として発展し、12世紀にバーベンベルク家が首都に定め、13世紀後半に神聖ローマ皇帝となったハプスブルク家の支配下におかれた。都市として大きく発展したのは14世紀、ルドルフ4世の治世で、この時期にゴシック様式の聖シュテファン大聖堂やウィーン大学が創建された。城壁都市だったウィーンは17世紀後半にオスマン帝国によるウィーン包囲の危機を脱した後は、城壁の外に大きく市街を広げた。こうした歴史を通じて、ワルツ王ヨハン・シュトラウスが活躍するなど、16~20世紀の音楽史を飾るヨーロッパの「音楽の首都」としての名声を高めていく。世界遺産として認定されたのは首都の中心部の半径1kmほどの旧市街地区と、19世紀の建造物群を含めた合計約3.71km2である。旧市街にはさまざまな時代に建てられた多様な建築様式の建造物群が残されており、かつてのハプスブルク家の王宮ホーフブルク宮殿やゴシック様式の聖シュテファン大聖堂、18世紀末にヨーゼフ2世が建設したウィーン総合病院をはじめ、中世、バロック、そして、近代の3つの主要な建築様式の発展段階を見ることができる。◇英名はHistoric Centre of Vienna

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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