コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ウミヒルモ

海藻海草標本図鑑の解説

ウミヒルモ

からだは1〜2cm程度の楕円形の薄い葉と,細い柄,円柱状の地下茎からなる。地下茎は砂の中を匍匐し,一定の間隔 で節があり,各節から根と2枚の葉を出す。葉は楕円形〜紡錘形をしており,中肋と葉脈が確認できる。葉は薄くぺらぺらとしており,手触りは柔らかい。花は 7月〜8月頃に咲く。属名のHalophilaは女性名詞で,ギリシャ語の「hals(塩)+philos(好む)」に由来している。種小名「ovalis」は「広楕円形の」の意味で,葉の特徴にちなんでいる。

出典 千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」海藻海草標本図鑑について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウミヒルモ
うみひるも / 海蛭藻
[学]Halophila ovalis (R. Br.) Hook. f.

トチカガミ科の沈水性常緑多年生海草。茎は繊細で長く水底をはい、節から長楕円(ちょうだえん)形で先が円く、長さ1.0~2.5センチメートル、幅0.6~1.5センチメートルの葉を2枚出す。花期は7~8月。普通は雌雄同株、単性花で雄花は柄(え)があり、萼片(がくへん)は3枚、花弁はない。雌花は柄がなく、2枚の包葉があり、球形の果実をつける。本州の中部地方以西沿岸の浅い海底の砂地に自生。名は海産のヒルムシロの意味。別名は葉形からウミコバンという。[大滝末男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のウミヒルモの言及

【トチカガミ】より

…受粉の方式は水中での生活に適応して多様である。虫媒によるもの(トチカガミ,ミズオオバコなど)のほかに,小さい雄花の花柄が切れて水面を流れ,大きな雌花の柱頭につくもの(セキショウモ,ウミショウブ,コカナダモなど),花粉が粘液でつながり数珠状となって水面を流れるもの(ウミヒルモ,リュウキュウスガモ)などがある。 この科に最も近縁なのはハナイ科で,子房上位で完全な離生心皮をもつ点だけが異なる。…

※「ウミヒルモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ウミヒルモの関連キーワードヒルムシロ水生植物

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android