エコール・ノルマル・シュペリウール（読み）エコールノルマルシュペリウール

大学事典

エコール・ノルマル・シュペリウール［フランス］

フランスの高等師範学校（フランス）。グランド・ゼコールや大学の教員・研究者を養成することを目的とする。現在のフランスにはパリとリヨンに2校ずつ，合計4校の高等師範学校が存在するが，単に高等師範学校といえばパリのウルム通りにある高等師範学校を指すことが多い。フランス革命期の1794年10月3日に国民公会によって教員養成を目的として設立された。翌95年5月に廃止されるものの，1808年3月17日にナポレオンによって再び設立され，47年に現在の所在地であるウルム通りに移転。1985年にパリ近郊セーヴルの女子高等師範学校を吸収合併した。学生のみならず卒業生もノルマリアン（フランス）（Normalien）と呼ばれ，学生には準公務員として手当ても支給される。修業年限は4年。学生数2400（2016/17年）。
著者: 高橋洋行

出典　平凡社「大学事典」

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エコール・ノルマル・シュペリウール

本来は中等教員養成を意図した，フランスの国立高等師範学校。グランド・ゼコールの一つ。パリのウルム通りにある1794年創立のものがもっとも有名。バカロレア（大学入学資格）取得者にさらに入学試験を課し，大学以上の教育水準を誇るエリート養成機関。卒業生に対する社会的評価も高い。
→関連項目パリ

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