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エドム Edom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エドム
Edom

死海の南南東,アカバ湾にいたる地域。現ヨルダンの南西部。前4千年紀にすでに半農半遊牧の人々が居住していたが,前 1900年以降の中期および後期青銅器時代には,ほとんど居住の跡がない。前 1200年頃よりエジプトの記録に現れるようになり,この頃よりセム系のエドム人が居住した。前 11~10世紀頃イスラエル王国の支配下に入った。アラビアと地中海とを結ぶ地理上の位置にあったことから,ソロモンはエドムを拠点として,アラビア人との交易,資源の開発を行い,富を築いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

エドム【Edom】

死海東岸アルノン川から南のアカバ湾まで伸びる丘陵山岳地(最高点1666m)。エドムの名は語源的に〈赤い〉を意味する。実際,傾斜の険しいエドム山脈の西斜面は,おもに深紅色の砂岩から成り,夕陽を浴びていっそう赤く燃える。古いイスラエルの伝承によればエドム人の先祖はヤコブの兄エサウ(《創世記》25:30,36:1)。エドムは前6世紀にバビロニア人によって滅ぼされるが,前2世紀にはナバテア人が定着して王国を建設,〈赤岩の町〉ペトラを首都とした。

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世界大百科事典内のエドムの言及

【エサウ】より

…弟のヤコブとの抗争は母リベカの胎内から始まり,生涯に及ぶ。エサウは種族的には,イスラエルとの対立・反目関係にあった南東の隣国エドムを代表し,職業的には農民に蔑視される狩猟者として描かれている。彼は,1杯の豆の煮物と引換えに長子の特権を奪ったヤコブと後年和解したが,死の迫った父から受けるはずの祝福をヤコブにより再び奪われた。…

※「エドム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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