エドワード・オズボーンウィルソン(その他表記)Edward Osborne Wilson

現代外国人名録2016 の解説

エドワード・オズボーン ウィルソン
Edward Osborne Wilson

職業・肩書
生物学者,昆虫学者 ハーバード大学名誉教授

国籍
米国

生年月日
1929年6月10日

出生地
アラバマ州バーミンガム

専門
社会生物学, アリ類の研究

学歴
アラバマ大学理学科〔1949年〕卒,アラバマ大学大学院理学〔1950年〕修士課程修了

学位
Ph.D.(ハーバード大学)〔1955年〕

資格
ロイヤル・ソサエティ外国人会員〔1990年〕

受賞
ピュリッツァー賞(一般ノンフィクション部門)〔1979年・1991年〕「人間本性について」「アリ」,国際生物学賞(日本,第9回)〔1993年〕,アメリカ野生生物連盟賞「生命多様性」,ピーター・ケント卿自然保護賞「生命の多様性」,コスモス国際賞(日本,第20回)〔2012年〕

経歴
1956年ハーバード大学助教授、’64〜94年教授。’94年よりペレグリノ大学ユニバーシティー教授。アリ類の分類、進化、分布等から社会性昆虫の生理生態行動、社会に進み、生物社会学、生物地理学、進化学などの分野で多くの業績を上げる。これらの成果を大著「社会生物学」(’75年)にまとめ、集団生物学の社会進化理論をもとに人間をも含めての社会行動の説明を試みた。また、生物多様性の重要さを世界に広めた。他の著書に「昆虫の社会」(’71年)、「人間の本性について」(’78年)、「アリ」(’90年)、「生命の多様性」(’92年)、自伝ナチュラリスト」(’94年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

エドワード・オズボーン ウィルソン
Edward Osborne Wilson


1929.6.10 -
米国の昆虫学者,生態学者。
ハーバード大学比較動物学博物館教授。
アラバマ州生まれ。
一貫してアリ類の行動、生態、地理的分布などを研究した。1967年にマッカーサーとの共著「島の生物地理学説」を書き、「種数平衡理論」と「r K淘汰説」を提起し、さらに’75年に「社会生物学」を著し、動物社会の進化理論の確立を試み、人類学者にも強い影響を与えた。他に、「人間の本性について」(’78年)もある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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