デジタル大辞泉 「エリシター」の意味・読み・例文・類語 エリシター(elicitor) 植物に病害抵抗反応を誘発する物質の総称。病原菌の侵入に対して生成され、抗菌性物質のファイトアレキシンや感染特異的たんぱく質の合成を促す。また、重金属や紫外線なども非生物的エリシターとして機能する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「エリシター」の意味・わかりやすい解説 エリシター 植物に病害抵抗反応を誘導する活性をもつ物質の総称。植物病原菌が生産する生物的エリシターとそれ以外の非生物的エリシターがある。植物に作用して,ファイトアレキシンの蓄積など,病原菌に対する一連の抵抗反応を誘導する。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エリシター」の意味・わかりやすい解説 エリシターelicitor 病原菌に接触した植物に防御機能物質の合成を誘導する物質。病原菌の細胞壁にあって,宿主となる植物の細胞膜にある受容体と結合して抗菌性物質フィトアレキシンの合成を促す。この性質を利用して,植物みずからの防御力を高める農薬や,エリシター産生量を増加させる遺伝子を組込んだ植物などの開発が進められている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by