コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エルバラダイ エルバラダイEl Baradei, Mohamed

2件 の用語解説(エルバラダイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エルバラダイ
エルバラダイ
El Baradei, Mohamed

[生]1942.6.17. カイロ
エジプトの外交官,法律家。エジプト法曹界の重鎮を父にもつ。 1962年カイロ大学を卒業。外務省に入省して外交官としてのキャリアを積み,ニューヨークジュネーブ国際連合の関係機関で働いた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エルバラダイ
えるばらだい
Mohamed ElBaradai
(1942― )

エジプトの政治家。2005年にノーベル平和賞を受賞した。弁護士協会会長を務めたムスタファ・エルバラダイの息子として、カイロに生まれる。1962年カイロ大学法学部を卒業後、1964年エジプト外務省に入省、ニューヨークとジュネーブで国際連合のエジプト常設代表部に勤務、1974年から1978年まで外務大臣特別補佐官を務めた。1974年にはニューヨーク大学で国際法の博士号を取得している。1980年エジプト外務省を退職し、国際連合の調査研修研究所の上級研究員となった。1984年には国際原子力機関IAEA)事務局の法律顧問を兼ねた幹部職に転じ、1993年事務局次長、1997年事務局長に就任、2005年には事務局長の3選を果たした。2009年任期満了に伴い退任。
 エルバラダイは事務局長として、イラク、北朝鮮、リビア、イランなど、多くの国の核開発問題を取り扱っている。IAEAはリビアやイランの核疑惑調査を通して、パキスタンのカーン博士を中心とした「核の闇市場」ネットワークの存在を明らかにした。2003年にはリビアは大量破壊兵器廃棄を表明している。一方、イラクについて、査察の責任者としてエルバラダイは、核兵器開発を裏づける確たる証拠は発見できなかったと発表、その後に起きたアメリカのイラク攻撃を批判した。また、2003年に国際核管理について、管理の強化を目ざした新たな構想を提案している。このような、核不拡散に対するIAEAの努力と、その中心となるエルバラダイに対して、2005年のノーベル平和賞が授与された。1999年(平成11)と2004年に来日している。なお、エジプト人のノーベル賞受賞はサダト(1978年、平和賞)、マハフーズ(1988年、文学賞)、ズベイル(1999年、化学賞)についで4人目である。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

エルバラダイの関連キーワードアフリカ文学軍艦小事典シャピロマレー白石喜之助ヒルハウス後生相同時生相プロジェネティック相ハルツング岩

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

エルバラダイの関連情報