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エルマク・チモフェービッチ Ermak Timofeevich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エルマク・チモフェービッチ
Ermak Timofeevich

[生]?
[没]1585.8.6.
西シベリアの征服者として知られるドン・コサックのアタマン (首領) 。初めボルガ川,ドン川上流域で略奪に従っていたが,イワン4世 (雷帝) の討伐を受けてカマ川上流に逃れ,ペルミストロガノフ家にかくまわれる。 1579年ないし 81年同家より派遣されたシベリア遠征隊の隊長となりコサックの大部隊を率いて東方に向い,イルトゥイシ川流域の西シベリアを経略,翌年シビル・ハン国の首都イスケル (シビリ) を占領し,征服地をイワン4世に献じてその援助を求めた。火器の使用が彼の征服事業の成功を大いに助けたといわれる。やがて,クチュム・ハンの策略によりバガイ川に追いつめられて溺死した。彼の遠征はロシア民謡に素材を提供し,A.S.ホミャコフには『エルマク』という戯曲がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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