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オスチア Ostia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オスチア
Ostia

ローマの西方 25km,テベレ河口左岸の古代の港市。ローマとはオスチア街道で結ばれている。伝説ではローマ4代の王アンクス・マルキウスが建設したという。前4世紀に植民が行われ,西海岸の防衛要地となり,第2次ポエニ戦争時の海軍基地。以後商業で繁栄。スペインなどの穀物をローマへ搬入。内乱時は G.マリウス,L.スラの争奪戦が行われ,スラによって新しい城壁が築かれ,都市計画が行われた。前 68年には海賊の劫略にあったが,皇帝アウグスツス (在位前 27~後 14) の時代には劇場や海外貿易の商館が建ち,さらに北方に新しい港ポルツスが建設され,旧市と合せて経済活動の中心地として2世紀初めには全盛期を迎え,人口約5万を擁するにいたった。その後もローマへの集荷港として発展を続けた。女神ローマやアウグスツス神殿なども建てられ,イシス,ミトラ崇拝も盛んであった。 200年頃から衰え,4世紀以後ゴート,フン,サラセンなどの劫略にあい,マラリアの流行もあってついに廃虚となった。 1907年以後組織的に発掘された。

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