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オルテーゼ Ortese, Anna Maria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オルテーゼ
Ortese, Anna Maria

[生]1914.6.13. ローマ
[没]1998.3.9. ラパロ
イタリアの女流作家。「魔法のリアリズム」 realismo magicoの作家として出発したが,第2次世界大戦を境に,幻想と寓意の作風に実存的苦悩の認識を加え,ネオレアリズモ文学の代表者の1人となった。主著『海はナポリを洗わず』 Il mare non bagna Napoli (1953) ,『貧しき民と素朴な民』 Poveri e semplici (67) ,『灰色の太陽』L'alone grigio (69) ,『パリのつぶやき』 Il mormorio di Parigi (86) ,『悲しみの鶸』 Il cardillo addolorato (93) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オルテーゼ
おるてーぜ
Anna Maria Ortese
(1914―1998)

イタリアの女性作家。ローマの貧しい家庭に生まれ育ち、正規の教育課程を修了せぬままに、南部イタリア各地を転々とした。1937年に早くも処女作『天使の悲しみ』を発表したが、第二次世界大戦を経て、『海はナポリを洗わず』(1953)がビアレッジョ賞を獲得して以降、精力的な創作活動を展開し、鋭い感性でとらえた社会的現実を詩的・寓話的に昇華させた作品を次々に発表していった。ストレーガ賞受賞作『貧しく素朴な人びと』(1967)、『羽根飾りの帽子』(1979)、『夢と現(うつつ)と』(1987)などがある。[鷲平京子]

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