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カッターラ低地 カッターラていちMunkhafaḍ al-Qaṭṭārah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カッターラ低地
カッターラていち
Munkhafaḍ al-Qaṭṭārah

エジプト北西部,マトルーフ県の広大な砂漠低地。ナイル川とリビア国境の中間に位置し,面積1万 8100km2。地中海沿岸のアラマイン南方約 50km付近から南西方向へ約 270km,最大幅 110km,最低地点は標高-133mに達する。南西端には長さ 30kmのシーワ・オアシスがあるが,全体的に不毛の荒野で,塩湖や沼沢地が多く,土質が軟らかいため,車の通行がむずかしい。 1960年代,ナセル大統領のとき,運河で海水を低地に引いて湖とし,その結果生じる降雨による農業や水力発電の計画が立案されたが,いまだ実施にはいたっていない。

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デジタル大辞泉の解説

カッターラ‐ていち【カッターラ低地】

Qattara Depression》エジプト北西部、リビア砂漠の北側に広がる低地帯。地中海沿岸より内陸約60キロメートルに位置し、最も標高が低いところで海面下133メートルになる。面積は約1万8000平方キロメートル。塩類の多い湿地が点在する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カッターラ低地
かったーらていち
Qattra Depression

エジプト北部、リビア砂漠の北側にある乾燥した大低地帯。地中海沿岸部より約60キロメートル内陸に位置する。北東―南西方向の長径が290キロメートル、短径が120キロメートル、面積約1万8200平方キロメートル。全体に海面下の所が多く、北部で海面下80メートル、南西部が最深で海面下133メートルに達する。凹地部の各所に塩類の多い湿地帯が存在し、砂地の部分も軟弱で車の通行は不能である。このため第二次世界大戦中の1942年には、イギリス軍のドイツ軍に対する防御・反攻の拠点の村アラメインを中心とするアラメイン戦線の南端となった。[堀 信行]

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