コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カラスシジミ カラスシジミStrymonidia w-album

3件 の用語解説(カラスシジミの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラスシジミ
カラスシジミ
Strymonidia w-album

鱗翅目シジミチョウ科のチョウ。前翅長 17mm内外。翅表は黒褐色。裏面は表面より明るい褐色で,前後翅に細い白色帯があるが,後翅のそれはW字形になっている。後翅には尾状突起があるが雄では非常に短い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

カラスシジミ【Strymonidia w‐album】

鱗翅目シジミチョウ科の昆虫。やや小型で開張2.5~3.5cm。翅の表面は暗褐色なのでこの名がある。後翅裏面にW字形の白色条があり,学名の種小名はこれを表している。ヨーロッパから中国北部,朝鮮半島を経て日本まで分布する。日本では北海道,本州,九州に見られ,本州西部から九州にかけては産地がごく限られている。年1回発生し,成虫は暖地では5月後半,寒地では7月ころ羽化する。一般に食餌のハルニレオヒョウなどのニレ科植物を含む落葉広葉樹林にすんでいるが,サクラ類やスモモなどのバラ科植物も食べるので,ときにこれらの植物が栽培されている人家周辺にも発生することがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カラスシジミ
からすしじみ / 烏小灰蝶
white letter hairstreak
[学]Strymonidia w-album

昆虫綱鱗翅(りんし)目シジミチョウ科に属するチョウ。ヨーロッパからアジア東部にわたりユーラシアの北部に広く分布する種で、日本では北海道から九州(南部の鹿児島県下まで)に産するが、日本南西部ではその産地は一般に限られている。はねの開張25~30ミリメートル程度。はねの表面は黒褐色、裏面は茶褐色で細い白帯がある。雄の後ろばねの尾状突起は短い。年1回の発生で、寒冷地では7~8月に、暖地では5~6月に成虫が現れる。幼虫の食草はハルニレ、コブニレ、オヒョウなどのニレ類、ときにスモモ、ズミ、サクラ類にもつく。成虫の発見は意外にむずかしいが、前蛹(ぜんよう)期ないし蛹期に、もっとも好む食草のハルニレを探せば、その発見は困難ではない。[白水 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone