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カラバッジオ Caravaggio, Michelangelo Merisi da

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラバッジオ
Caravaggio, Michelangelo Merisi da

[生]1571頃.9.28. カラバッジオ
[没]1610.7.18. ポルト・エルコーレ
イタリアの画家。ミラノで修業後,おもにローマとナポリで制作したが,激しい性格のため生涯争い事が絶えず,一時マルタ島やシチリア島に難を逃れ,そこでも制作している。自然研究に基づく透徹した写実主義と著しい明暗効果を駆使して人間の激情を彫塑的形体のうちに力強く表現し,初期イタリア・バロック様式を確立。その影響はイタリアを越えてオランダのレンブラントやスペインのベラスケスにまで及んだ (→カラバジェスキ ) 。宗教画,歴史画,静物画のほか,風俗画にも新生面を開いた。作品は『キリストの埋葬』 (1602~04,バチカン美術館) など。

カラバッジオ
Caravaggio, Polidoro da

[生]1490/1500. カラバッジオ
[没]1543. メッシナ
イタリアの画家。本名 Polidoro Caldara。晩年のラファエロの周辺で活動したのち,フィレンツェの F.マトゥリーノと共同してローマの多くの建物のファサードに,巧みな明暗効果を使って古代ローマの歴史的情景や風俗を再現した装飾単色画を描いた。やはりマトゥリーノと共同で制作した聖シルベストロ・ア・モンテカバロ聖堂 (ローマ) のフレスコ『マグダラのマリア』の背景には理想化された古代風景が表現されている。 1527年のローマの略奪後,彼はナポリに逃れ,次いでシチリア島メッシナで殺害された。彼の祭壇画『十字架をになうキリスト』 (ナポリ美術館) には,ラファエロおよびデューラーの影響が認められる。

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