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カルヒー al‐Karkhī

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世界大百科事典 第2版の解説

カルヒー【al‐Karkhī】

11世紀バグダードで活躍した代数学者。生没年不詳。カラジーal‐Karajīとも呼ばれた。フワーリズミー以来のアラビア二次方程式論を集大成し,さらに多項式の演算,次数にも初めて体系的に論究した。彼の純学理的方面からの研究は,アラビア代数学を自立した学問として発展させるのに貢献した。《算術の驚異》では,ディオファントス不定方程式をアラビア代数の枠内で処理することに成功した。だが彼の著作はラテン世界に影響を与えることはなかった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カルヒー
かるひー
Ab Baka ibn Muammad ibn al Husayn al-Karkh
(?―1019/1029)

バグダードで活躍したイスラム最大の数学者の一人。算数は古代ギリシアヘレニズム時代の知識に基づき、代数はヘレニズム時代のディオファントスDiophantusによるところが大きかった。彼には独創的な色彩があるが、なかでも大きな特色は、インド数字アラビア数字)を計画的に無視し、数字はいっさい使わずにすべて数詞で書いている。まるで、インド数字は卑俗なものとみなしていたようである。二次方程式の解法では、2根が正であってゼロでなければ、その2根を認めた。[平田 寛]

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