カンタベリ物語(その他表記)Canterbury Tales

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カンタベリ物語」の解説

『カンタベリ物語』(カンタベリものがたり)
Canterbury Tales

チョーサー代表作。14世紀末に書かれた詩文体で未完カンタベリ大聖堂巡礼の旅に出たさまざまな職業の人たちが,旅の途中慰みに語り合うそれぞれ物語を通して,当時の社会風俗が活写されている。

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旺文社世界史事典 三訂版 「カンタベリ物語」の解説

カンタベリ物語
カンタベリものがたり
Canterbury Tales

イギリスの詩人チョーサーの物語詩
1387年ごろ〜1400年に書かれた。チョーサーの死により未完。内容は,カンタベリ大聖堂にある殉教者トマス=ベケットの墓の巡礼参りの途上説話集で,当時の社会風俗をのぞかせ,その文章英語の文学用語の基本となり,イギリス−ルネサンス文学の先駆となった。

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